ストライクバカのまとめ

ツイッターで呟いたデータなどを記録しているブログです

格ゲーとエクバの「初心者批判」についてバカだけど考察してみた

格ゲーを25年ほど嗜んでいてガンダムバーサスシリーズも

20年近く嗜んでいるバカなおじさんがちょっと真面目に考察してみる

長文になるので最初に三行でまとめておく。

 

初心者狩りは「勝ちたい」という単純な欲求を満たす行為

初心者を蔑むようになったのはおじさん達が悪い

これからは初心者大事にしていこう!

 

今回は真面目なお話なのでネタ画像はカットです。

 

目次的ななにか

 

 

1.初心者狩りについて

今更ですが、格ゲーでもエクバでも存在する。

ほとんどの場合、中級者以下の腕前の人が実行している。

なので、中級者であれば初心者狩り狩りが出来てしまう。

対戦ゲームにおいて重要であり醍醐味でもある考察や研究

それらを踏まえた練習と実践。こういった大切なことを全部すっ飛ばして

とにかく勝ちたいって人が初心者狩りをしているんだと思う。

「思う」となるのは初心者狩りをしたことがないから「思う」としか書けない。

どのタイトルにおいてもいわゆる初心者狩りをしている人の腕前は

その多くがよくて中級者であり、初級者の上位程度の腕前しかない。

これは体感だけど、どのタイトルでも感じることなので

事実として捉えていいんだと思うし、もう一つ根拠が存在する。

 

中級者以上になると初心者と戦うよりCPUと戦った方が楽しい。

 

とてもキツイ言い方になるかもしれないけど、少なくとも僕はこう感じている。

格ゲーでもエクバでも初心者さんと戦うよりCPUとやった方がまだ刺激的なのです。

もちろん乱入されたら僕としては全力で相手はします。

手加減はしない主義のバカです。でもね、超スーパー退屈なのです。

怒られるかもしれないけど本当のことだから正直に書くのです!

格ゲーなら波動拳も出せない人、エクバならBRズンダも安定しない人

そんな人と戦って何が楽しいというのか、僕には理解できんのです。

挑戦と受け取るので全力でお相手はしますから、罪悪感もなければ

後悔もないんですけど楽しくはないんですよ。

 

ここで脱線するけど大事なことを伝える。

挑戦を挑んできてくれる事自体は嬉しいんです。

例え相手が格上であっても戦いを挑むって思考は称賛に値しますし

そういった気持で挑んでくることを否定する理由は1つもない。

元々格ゲーを嗜んでいる身としては「俺より強い奴に会いに行く」

という行動になるので、ふはははっ!よろしいならば全力で相手しよう!

ってなるんです。

初心者さんと戦うこと自体は楽しくなくても挑戦を受けることは楽しいんですよ。

すまない、バカだから支離滅裂なんだ(´・ω・`)

だから対戦がつまらなくても全力で迎え撃つし、可能なら完膚無きまで

ボコボコにします。格差があるのをわかった上で挑んでくる人は、

それが原因で引退したりしませんからね。

だから、挑戦を挑んでくる事自体はウエルカムなんです!

 

大事なことも伝えたので、本題に戻る。

これがある程度の腕前の人が喜んで初心者狩りをしない理由の一つだと思います。

以上のことから改めて、とにかく勝ちたいって人が初心者狩りをしているんだと思う。

要するに初心者狩りをしている人の多くは大した腕もないんです。

だから、たとえ狩られてしまってもゲームを諦めずに練習しましょう。

すぐに彼らを返り討ちにできる日が訪れます!

僕ら既存プレイヤーには初狩りをなくすことは出来ません。

太古の昔より一定数は絶対に現れる存在です。

既存プレイヤーが働きかけたところで全て無意味なんです。

でも、初心者さんが頑張って初狩りを倒せるようになることは全力で応援します!

初狩りに対して問題意識を持っているプレイヤーの多くは同じ考えだと思います。

 

2.初心者を蔑むようになった元凶

動画配信文化が発端?

2000年代前半くらいまでの格ゲー界隈では強い人をSUGEEEEE!

と称えることはあっても弱い人を蔑むようなことはなかったんです。

初狩りは存在したけどね。

でもその初狩りですら初心者を蔑むようなことはありませんでした。

彼らは蔑むことが目的ではなく勝つことが目的でしたからね。

これはバーサスシリーズも同じで連ザくらいまでは

今ほどひどい初心者を蔑むような意見は表には出てなかったんですよ。

もちろんオフライン時代だったので地域差はあったと思います。

例外的に多人数グループで野良プレイヤーを批判する光景はありましたけど

初心者なら教えてあげるって光景もありました。

じゃあ、どのタイミングで、どこで出始めたかってのを遡っていくと

場所はニコニコ動画、時代的にはストリートファイター4や連ザ(連ザ2)になる。

動画配信という文化の定着と、コメントによるマウンティング

これがすべての始まりではないかと思うわけです。

実際にニコニコの連ザ2のコメ欄を見てみましょう。

 

・引用元

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他にもあるけど抜粋(この頃はまだ少ない)

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同じ動画でもリスペクトコメントは存在する。

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ニコニコ動画そのものもサービス開始からまだそれほど

時間が経っていない状態ですでに批判的なコメントは存在していた。

この頃は立ち回りの批判や「俺のほうが上手い」的なコメントが

散見されるくらいでした。

オフライン時代にもベガ立ち解説君が

「今のは〇〇だろ」とか「ないわー」とか呟いていたので

それがそのままコメントしただけなんでしょう。

あれ?それじゃあ…

ベガ立ち解説君が批判コメント投稿者じゃね?

 

今まで細々と独自理論を展開し呟いていただけの彼らが

コメントという市民権を得てしまった。

これがコメントによるマウンティングの誕生の流れではないだろうか。

そして同じような性質の「動画勢」が誕生するのにも

それほど時間はかからなかった。

その流れは止まることなく、いつの間にか「初心者です」と謳ってある

動画にも彼らは現れ、マウンティングコメントをするようになった。

そしてそのマウンティングコメントを見て育った少年たちが

「それが当たり前」という認識のまま成長してしまい。

初心者が相手だろうとひたすら蔑むようになってしまったのではないか?

もしこの過程が正しいとすれば…

 

そうです、悪いのは僕らおじさんです

 

この流れを止めなかった、ある意味放置してしまった結果

今の世代に対して悪い文化を継承させてしまった。

だから元凶は何か?と考えると過去のプレイヤーが

大した問題じゃないと思って放置してしまったこと。

『言いたいやつには言わせておけばいい』ではなくて

『他者へのリスペクトが大事』って流れにすればよかったわけです。

今更言っても仕方のないことですけどね。

 

3.システムではなく、ネットが大きな原因

マナー全体の悪化に関してはオンライン化やシャッフルの導入など

システムの変更に伴う部分も多かったんですが

初心者あるいは低勝率の人を蔑んだりするのは

結果的に考えるとネットの普及、スマホの普及、SNSの発達

こういったいくつもの要素が悪循環を加速させたってのもあると思います。

エクバに限らず格ゲーでも初心者の配信にわざわざ現れて

「下手すぎセンスないからやめろ」みたいなコメントしていく人もいます。

FPSや最近ではスマブラなんかでも見かける光景になってきたんじゃないだろうか。

誰もが自分の考えや言葉を発信できるようになった。

そしてそこに責任が伴うことを教えられないまま発信する立場になってしまった。

ネットに関する学校教育なんかにも当てはまることですが

ネット上の匿名の発言であってもそこには本来責任が発生するんですよ。

だから、責任が取れないなら発言はするべきじゃないし

時にはスルーすることも大事。でも、そういう事を教える立場の人間が

教えてこなかった。というか、教えられる人がいなかった

ってのが正解なのかもしれない。

実はこの記事、2022年に書いて封印していたものなんですが

2023年現在、飲食店での動画撮影が問題視されている状況に陥っています。

これも根本は同じ問題にあるのかと思います。

彼らの中には「自分」あるいは「自分たち」しか存在しない。

バズりたいのもそこに「楽しむ人」「見てくれる人」がいるのではなく

「閲覧数」という数字があるだけなのではないだろうか。

だからこそ「通報される」「迷惑に繋がる」といった思考に

到達できなかったのかもしれない。

だから対戦相手や初心者ですと銘打って配信している方々に対して

強めの対応をしてしまうのではないでしょうか。

彼ら視点ではそこに「人」はいないから

 

あともっとすごくシンプルなお話なんですけど

一定数、マウントを取る・相手を攻撃する、ことでしか

コミュニケーション取れない人も存在します。

リアルではそんなコミュニケーションをしていたら

次第に人が離れて孤立していきますが

ネットは「自ら近付く事ができる」ので

ブロックなんかで拒否されてもそこに拘る必要はなくて

また新たな「相手」へと同じコミュニケーションを取りに行く。

そしてネットには「相手」は実質無限に存在するから

何度でも繰り返せるんです。

だから「される側が拒否」しても新たな脅威がすぐにやってくるわけです。

そうなると必ずマウンティングや攻撃的な発言には遭遇する機会が増えます。

そして、それを目にした次の世代がっていうエンドレスワルツの完成です。

 

4.だから人の心の光をなんたら

ここまでの流れをまとめるとネットの普及とそれに対する準備不足

事の重大性に気が付かず放置した結果、悪意が膨れ上がってしまった。

問題はこの膨れ上がった悪意をどうにかしていかなければならない。

ゲームだけのお話ならいいんですけど、すでに飲食店等への被害も出てしまっている。

今からでも人の心の光をなんたらしなくてはいけない時なのです!

って思ったんですけどぶっちゃけるとここまでこの記事を呼んでくれた方には

既に素養は備わっているんですね。

バカの書いた長い文章ですがどこか共感する部分や賛同するような部分が

あったからこそここまでお読みいただけたのだと思います。

そしてそういった素養を持つ方もまた少なくないはずです。

おじさんたちの失敗を教訓として問題意識を持って

改善するように少しだけ関わりを意識していく。

それだけで格ゲーもエクバもネットそのものも

多くの人にとって暖かい場所になるのではないでしょうか。

 

そんな事を思っていた2023年に記事を完成させずに

公開が2024年になったのは御愛嬌( ˘ω˘)